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ほくとの山歩き

金峰山(きんぷさん/きんぽうさん)ー五丈岩に圧倒

 

 奥秩父山塊の主脈に位置し威風堂々とした雰囲気を持つ金峰山は標高2599m。秩父多摩甲斐国立公園の区域に含まれています。 金峰山は長野県側では「きんぽうさん」、山梨県側では「きんぷさん」と呼ばれ、「甲州御岳山」という別名もあります。

 

 

 金峰山山頂付近には五丈岩(御像石)と呼ばれる高さ約15mにもなる大きな岩があります。なぜこのような場所にこんな大きな岩があるのか、自然にできたのか、巨人が作ったのか、宇宙人が運んだのかなどイマジネーションは広がります。
 神秘的に感じたのは昔の人も同じだったのかもしれません。伝承によると、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に五丈岩の下に社殿造営を命じたとの記録があります。この頃から既に信仰の対象となっていたと思われます。この五丈岩は甲府市御岳町にある金櫻神社の本宮とされており、修験道の開祖、役小角(えんのおづぬ)によって奈良県吉野の金峰山から蔵王権現をお迎えし祀っています。付近からは古くからの修験者の奉賽品など、金峰山信仰に関わる考古学的資料の数々が出土しています。また五丈岩からは、「甲斐派美」と呼ばれる湧水が湧き、甲斐、信濃、武蔵に流れこむ数々の川の水源と信じられてきたので、豊作祈願などの耕作の守護神として広く一般にも信仰の対象として浸透してきました。 
 
 さて、金峰山への登山ですが、大弛峠から奥秩父の主脈の稜線沿いに登山する往路が2時間30分のコースが有名で、このルートは標高差が217mと初心者向きのコースとなっていますが、ここでは北杜市の瑞牆山荘から出発するコース(約4時間)を紹介します。
 瑞牆山への登山口でもある瑞牆山荘の近くの県営無料駐車場(無料 駐車台数100台)から出発します。爽やかな森の中を進み富士見平小屋を経由して大日小屋(避難小屋)と大日岩へ。この大日岩は瑞牆山と金峰山のほぼ中間にあたる場所にあります。大日岩からは瑞牆山方面の雄大な景色を愉しむことができます。

 

 

 そこからは約1時間30分かけて稜線沿いに進みます。砂払ノ頭(すなはらいのあたま)付近で森林限界を突破。徐々に五丈岩が大きくなってきます。千代の吹上と呼ばれる断崖を過ぎると、五丈岩はすぐそこです。五丈岩に近づくと、その大きさにまず圧倒されることでしょう。山頂はその少し先です。ハイマツと開けた岩場の山頂は広々とした山頂です。日中は天候が変わりやすいですが、少し待てば、天候は好転するかもしれません。富士山の眺望が素晴らしいので是非見ていただきたいです。

 

 

 体力的には中級者向けの登山コースですが、鎖場や梯子、ガレ場もありません。甲府盆地から見ても良くわかる神秘の五丈岩に山頂で出会ってみてはいかがでしょうか。

 

地図

[往路]

県営無料駐車場――(50分)――富士見平小屋――(1時間)――大日小屋――(30分)――大日岩――(1時間30分)――金峰山小屋への分岐――(20分)――金峰山山頂

 


 

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