今年、没後35年を迎えたキース・ヘリング(1958–1990)。彼の作品やグッズは、今なお人々を楽しませ、勇気づける存在として社会に生き続けています。
当館が新たに収蔵する《無題(アーチ状の黄色いフィギュア)》を記念して開催する本展では、ヘリングの彫刻に焦点を当て、独自の美学と哲学に基づく造形表現をご紹介します。

幼少期から絵を描き始めたヘリングは、ウォルト・ディズニーやドクター・スースを手本にしたドローイングを経て、やがて独自の記号的表現を確立しました。
そして1980年、ニューヨークの地下鉄で展開した「サブウェイ・ドローイング」によって、アートを媒介とした大衆との直接的なコミュニケーションの可能性を確信します。
その後、世界各地での壁画制作、アートを多くの人々に届けることを目的とした「ポップショップ」の展開、社会的メッセージを発信する活動など、従来のアーティストの枠にとらわれないプロジェクトを次々に実現しました。
その中でも、ヘリングの作品が持つ公共性を象徴するのが彫刻です。
詳細は下記公式ホームページでご確認ください。
https://www.nakamura-haring.com/exhibition/14550/
開催要項
期 日 : 2025年6月7日(土)~ 2026年5月17日(日)
場 所:中村キース・ヘリング美術館
時 間 : 9:00 ~ 17:00
料 金 : 大人1,500円 / 18歳以上の学生800円
障害手帳をお持ちの方600円 / 15歳以下無料
※各種割引の適用には身分証明書のご提示が必要です。
主催:中村キース・ヘリング美術館
後援:米国大使館、山梨県、山梨県教育委員会、北杜市、北杜市教育委員会