2016年12月15日
冬眠ヤマネの展示が始まりました!
12月も半ばになって、清里は朝晩の気温がマイナスを記録するようになりました。
八ヶ岳や南アルプス、富士山もどんどん白い部分が大きくなってきています。
そんな冬の清里にあるやまねミュージアムで、12/14(水)より冬眠ヤマネの展示が始まったそうです!
清泉寮・八ヶ岳自然ふれあいセンターから歩いてすぐの場所にあるやまねミュージアム。
こちらニホンヤマネの紹介・保護を目的に開館した、日本で唯一のヤマネの博物館です。
館内の暗室スペースにて、冬眠した本物のヤマネが光に刺激されないよう、保護されながら展示されています。
そっと切り株ケースの中をのぞいてみると…いました!冬眠して丸くなっているヤマネです!
まるでふわふわのおまんじゅうのように丸まっていますが、ヤマネです。
とっても小さくて手のひらにころーんと乗っかってしまいそうなサイズです。
私が見ていたときはピクリとも動きませんでしたが、館内展示によると「10分間に数回は息をして、動くのがわかるかも」とのこと。「寝返りをしたりもする」んだとか!
こちらの冬眠ヤマネの展示は「ヤマネが冬眠している期間中」限定。
展示は、ヤマネが目覚めてしまったら、 急遽中止をすることもあるそうです。
どうしても冬眠中のヤマネが見たい!という方はあらかじめやまねミュージアム(Tel: 0551-48-3577)までお問い合わせください。
やまねミュージアムでは冬眠したヤマネのほかにも、ヤマネを色んな角度から知ることのできる展示がたくさんありました。
こちらはヤマネの重さを比べてみよう!というもの。
小さな小さなヤマネ、いったいどのくらいの重さなんでしょう?
こちらはなんとヤマネの巣!
あんな小さな体でせっせとこんなかわいい巣を作っているのかと思うと健気でキュンとします。
ちょっと見づらくなってしまいましたが、こちらは「ヤマネブリッジ」と「アニマルパスウェイ」の紹介展示です。
ヤマネブリッジとは、清里で新しい道路が作られる際に2つに分断されてしまった森をつないで、ヤマネが行き来できるようにするために1998年に作られた橋です。制作費は約2,000万円!
そのヤマネブリッジを日本中・世界中に広めるために、もっと安価で丈夫、そして作りやすいブリッジを作ろうと研究を進めているのがアニマルパスウェイだそうです。
やまねミュージアムから北方面、東沢大橋へ向かう道路にもアニマルパスウェイがかかっていました。じっと観察していたら動物たちが橋を渡る姿が見れるかも? ※ただしヤマネは夜行性です。
やまねミュージアム館内には「もし、あなたが、やまねだったら…」スペースもありました。
こちらには着ぐるみや顔はめパネルもあるので、ぜひ小さなヤマネになりきって写真を撮ってみてはいかがでしょう♪
さてさて、やまねミュージアムにはこんな可愛らしい「やまね神社」がありましたが、これは木登りが得意なヤマネは木から「落ちない」ことにあやかったものなんだとか。
落ちないヤマネと言えば…やまねミュージアムすぐ近くにある八ヶ岳自然ふれあいセンターではただいま「ヤマネのお守りづくり」を開催中です!(土日のみ)
丸まっているバージョン、木の枝につかまってるバージョンなどお好きなヤマネのポーズを選べるそうです。
クラフト体験をしながら、かわいいヤマネについて学べるチャンスです!
>> イベント詳細はこちら
>> ヤマネのお守り作りレポートはこちら
まだまだ雪は積もっていませんが、八ヶ岳自然ふれあいセンターではスノーシューの貸し出しも行っています。
館内奥に並ぶスノーシューたち。
これで森のふかふかの雪の上を歩くの、とっても楽しそうです!
早く雪が積もるといいな〜
八ヶ岳自然ふれあいセンターではクリスマスに関する展示も開催されていました。
小さなこの木はクリスマスツリーなんだとか!
レイチェル・カーソンの著書「センス・オブ・ワンダー」の一節にこんな小さな苗を「きっとリスのクリスマスツリーね」と見立てる場面があったものから、リスのクリスマス飾りを想像して作られたそうです。他にも「クリスマスツリーはなぜモミの木?」という疑問にも答えてくれるものがあるなど、ちょっと違った視点でクリスマスを感じることのできる展示でした。
そうそう、クリスマス展示のはじっこにもヤマネがいました!これでほぼ実物大というのが驚きの小ささです。
森の中を歩くときはこんな小さな動物が足元にいるかもしれません。
たまには足元をじっと観察しながらの森林散策も、新しい発見がたくさんありそうですね。
ところでこちらは八ヶ岳自然ふれあいセンター前の芝生で見かけた霜柱です。お昼前に撮影したものなのですが、ご覧の通り大きく立っていました!さすが標高1,400m。
お越しになる際は防寒対策をしっかりなさってきてください!
やまねミュージアム・八ヶ岳自然ふれあいセンターに隣接する清泉寮前からの本日の眺めです。
雲の上からのぞく富士山も雪で真っ白です。
南アルプス山脈の北岳も白く輝いていました。
ちなみに清泉寮前には牛や松ぼっくりで飾り付けられたツリーも立っていました。
カラフルな手描きのオーナメントがほっこり可愛いです。
本日の東沢大橋と八ヶ岳です。
すっかり白くなった八ヶ岳と赤い橋が青空に映えてとても美しいですね。
いよいよ来週末はクリスマス。
清里は例年クリスマス前後あたりに雪が降るのですが、今年はホワイトクリスマスなるか…来週の天気予報が今から楽しみです(^^)
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