北杜市には先祖代々から続くほうとうや、磨きに磨いた逸品のそば、きのこや山菜をふんだんに使った郷土料理に加えて、日本中から集まったグルメの有名店や知る人ぞ知る店まで、ありとあらゆる味覚を堪能することができます。
「ほうとう」の語源は? はくたく」を音便したものという説と、穀物の粉をハタキモノと予備、粉にする作業を「ハタク」と呼ぶ事から、ハタクあるいは穀物の粉を意味するハタキモノが料理名に転用されたという説があります。その他にも「宝刀」や「放蕩」などの語源説も存在します。
山梨郷土料理の王者・ほうとう
 山梨の代表的な郷土料理である「ほうとう」は、幅広く厚切りにした小麦粉の麺を味噌と地域で採れた季節の野菜など(特にかぼちゃ入りが美味)と共に煮た煮込みうどんの一種で、山国で水田が少なかった甲州では庶民の日常食として長年親しまれてきました。中国から伝来した「はくたく」であるなど、様々な説があります。
 また、武田信玄が軍用食として重用したとも伝えられています。現在では、郷土料理専門店などで食べるたりお土産として持ち帰り、自宅で楽しむことも可能です。夏季には茹で上がった麺を冷水で締め、ニンジンや油揚げなどを煮込んだ汁につけて食べる「おざら」なども楽しまれています。
日本酒・ワイン・ウイスキー
 北杜市は「日本百名山」の八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳がもたらす「日本百名水」の里であり、名水は「南アルプス、八ヶ岳のミネラルウォーター」として全国に出荷されています。
 その豊かな水の恵みを受けた白州町は、国内では山崎、余市、宮城峡と並ぶ「ジャパニーズ・ウイスキー四大産地」の一つとして知られ、サントリーの「北杜」「白州」などのブランドは全国で親しまれています。また八ヶ岳南麓には大規模なウイスキー貯蔵所もあるなど、北杜は全国トップクラスの生産量を誇ります。世界でも初めてと言われる本格的なウイスキー博物館も白州にあります。
 日本一の日照時間を誇る明野町周辺では、ぶどう出荷量全国一を誇るぶどう王国・山梨のなかでもユニークなワイン専用葡萄畑づくりが進んでいます。本場・勝沼のワイナリーが進出し、工場見学やテイスティング、また収穫祭などで多数のお客様を県内外から集めて、自然が醸し出すワインの妙なる味覚に魅了されています。
 日本酒も同様に北杜は、山梨を代表する吟醸酒の産地として知られ、江戸時代に創業した酒造メーカーが競い合っており、全国的にもファンの高い評価を獲得しています。
グレイスワイン 明野農場 サントリー 白州蒸溜所
シャルマンワイン 
山梨ワイナリー
武の井酒造
谷櫻酒造 ミサワワイナリー
八巻酒造店 山梨銘醸
そば
 北杜市は清廉な水と山間部の多さからそばが旧来より食されてきました。市内には県内外にも名前をとどろかせるそばの名店や、知る人ぞ知る店など、多様なそばの世界を堪能することができます。また、市の施設でもそばを提供しており、その土地で採れたそば粉を使って実際にそば打ちを体験することができるワークショップ型施設などもあり、そば好きの方には堪えられない「そば王国」です。
新鮮野菜や果物狩り体験
 八ヶ岳や茅ヶ岳周辺では、その高原性気候をふんだんに活かした様々な野菜や果物が栽培されています。高根町のサクランボは標高の高さなどからシーズンが他地域よりも遅く、例年7月くらいまで楽しむことが出来ます。また、明野町にある明野観光農園では、北杜の春の風物詩でもある普通の1/5程度のアクがないアマワラビから始まり、初夏を告げるサクランボやブルーベリー、ビールのおつまみに最高な枝豆、ジャガイモにサツマイモと春から秋にかけて非常に魅力的な味覚をご自分の手で狩り取ることが出来ます。また、浅尾地区の名産品「浅尾ダイコン」は「浅尾ダイコンまつり」として毎年盛大に開催、ダイコン抜き体験やふろふきダイコンの振る舞いなど、町がダイコン一色に染まります。
(一口メモ ブルーベリー農園にはシーズン中になると無数のカブトムシが飛来し、虫除けネットが真っ黒く染まるほどで販売もしています。)
 また須玉の代表的な特産物である「花豆」は、その粒の大きさかや食味から高い評価を得ています。
ソフトクリーム
 これを食べるために長時間の待ち行列も我慢。
 八ヶ岳高原の甘い名物は何と言っても「ソフトクリーム」。清里・清泉寮で戦後、すぐに米国直輸入の製造装置とレシピで販売を始めたのが起源。その当時、清里では酪農の父・ポール・ラッシュ博士による全国的な酪農振興のモデル農場づくりが始まり、特に乳脂肪が濃厚なジャージー牛乳の加工品として「ソフトクリーム」が人気を集めました。夏の観光シーズンには全国からやってくるファンにより数十分もの待ち行列ができるという清泉寮ソフト。でも、高原のさわやかな風に吹かれながら食べる味は格別です。