~冬のウォーク~ 日本昔話風
12月8日(火)に「ウォーク風きりの里・三社まいり」ウォークへ行ってきました。案内をしてくれたのは、「八ヶ岳あるこう会」「キープ協会」の方々です。
天気もよく、青く澄み渡るとっても気持ちがいいウォークでしたよ。
今回のコースは、昔話に出てくるような景色が楽しめるコースです。また、冬の季節ならではの体験(霜柱踏み:サクサクと音がします。)もできます。
高根町「そば処清里 北甲斐亭」がスタートとゴールになります。約6㎞のコースですが、のんびり自然と触れ合いながら歩くと3時間程かかります。通常は2時間位で歩けます。
概略:「そば処清里 北甲斐亭」→「五幹の松」→「日吉神社」→「風の三郎社」→「風きりの松」→「そば処清里 北甲斐亭」

堰

日吉神社 五幹の松

風の三郎社 松の木
「風の三郎社」
この地域から見る八ヶ岳は右に赤岳、左に権現岳と一段と厳しい山容です。特に左にそびえる権現岳は昔「風の三郎岳」と呼ばれて、ここから吹降ろす風はものすごかったそうです。 そのため「風きり」と言われる赤松を植えた防風林が今でも残っていて、八ヶ岳からの吹き降ろしを防いでいます。この防風林の中に造年「明和元年申八月日」と刻まれた八ヶ岳権現社が祀られていて、樫山・東原集落の利根川マキの氏神を祀っている利根神社の鳥居をくぐった境内(昔は上原にあった高さ46mの「風の三郎社」を移祀したという)に石祠があり造年は定かではないですが、尾根の右側に「風」とも読める痕が付いているようです。
「八ヶ岳権現」看板より
清里地区においては、三社まいりといって雨乞いを八ヶ岳権現社に、晴天を日吉神社に、暴風雨よけを風の三郎社にそれぞれ部落の代表が毎日当番で持参していたという。特にこの地域においては、水不足解消が大きな課題であったため当神社への信仰心は最も厚かったといわれている。
「日吉神社」筒粥の神事 高根町指定無形民族文化財第二号
日吉神社は清里(もとの樫山)に鎮座する神社で、大己貴命(おおなむち・大国主命の別名)、大山咋命(おおやまくい)、少彦名命(すくなひこな)の三柱を祀っており、三社参り(雨乞いを八ヶ岳権現社に、暴風雨除けを風の三郎社に)の中の晴天を祈願する神社で、各集落の代表者が当番となり、毎年7月1日より毎日一人代表し220日を過ぎるまで、この代参は終戦頃まで続けられました。樫山を含む一帯は、奈良時代に編纂された「延喜式」の甲斐の三御牧の1つ「柏前の牧」の故地にも比定されています。
筒粥の神事は、現在では毎年1月14日から15日の未明にかけて行われ、4通りの占いが行われます。
その占いとは、
一、当夜の月の出と入りの位置によってその年の天候を占う。
二、筒粥によって農作物の豊凶・景気・入会山の状況等を占う。
三、筒粥によって個人の願い事を占う。
四、ヌルデの木の燃焼によって月毎の天候を占う。
これらの神事は、氏子総代長を中心に氏子総代並びに村の古老たちの奉仕によって執り行われます。
什器としての桝には「元禄十五午年、樫山村」の墨書銘があり、元禄十五年(1702)以前からこの行事が行われていたことがわかります。筒粥日誌は寛保三年(1743)以降今日までの神事の結果が克明に記録されています。
近世の民間伝承や民族の記録をうかがう上で貴重な行事です。 高根町教育委員会

橋 萱葺の家

氷柱 霜柱
霜柱