





ここではメーンとなっている瑞牆山荘から往復するコースを紹介する。瑞牆山荘へはバスの場合、JR中央線韮崎駅から山梨交通(山交タウンコーチ)の増富温泉行きのバスで、終点の増富温泉下車。ここから舗装道路の本谷釜瀬林道を緩やかに登り、金山平を経て瑞牆山荘まで約2時間30分歩く。また韮崎駅から山梨峡北交通の瑞牆山荘行きマイクロバスもある(季節運行)。
車の場合は、中央自動車道の須玉か韮崎インターで降りて、みずがき湖・増富を目指す。みずがき湖に出たら増富方面に右折。温泉街を抜け渓谷に沿って約15分で瑞牆山荘に着く。山荘周辺には100台ほどの無料駐車場とトイレがある。
登山道は瑞牆山荘の前から始まる。ミズナラ、クヌギ、シラカバなどの樹林帯を緩やかに登り約30分で林道を横切り、里宮坂の急登となる。里宮は登り切る手前で登山道からそれて左に入った岩室の中にある。間もなく尾根に出る。ここは格好の休憩ポイントになっていて、木々の間から瑞牆山の白い岩峰が見える。さらに20分ほどで富士見平に到着するが、富士見平の手前左に水場がある。おいしい水が豊富に出ているので、ここで水の補給をお勧めする。富士見平は金峰山と瑞牆山・小川山への分岐点。富士見平小屋、トイレ、幕営地などがある。
小屋の左手をわずかに登り、山腹の緩やかな下りとなる。20分ほどでヤナギ坂の登りとなり、小尾根を越える辺りで小川山への道を右に分ける。石ごつの道を急降下15分ほどで天鳥(あまどり)川に出る。川を渡ると広い休憩地がある。左手に大きいな岩があり、この右脇から本格的な登りとなる。階段を上り、10分ほどで真っ二つに割れた直径10mほどの桃太郎岩が現れる。巨岩の横のはしごを登り、ロープのある岩場に出る。コメツガ、シャクナゲの林の中の急坂をひたすら登る。6月上旬ならシャクナゲの花に救われた気分になる。金峰山が見えるようになってきて展望は開けるが、相変わらず登りはきつい。はしご、ロープのある岩場を登ると、高さ約30mの岩峰(大ヤスリ岩)が左手に現れる。この右基部を登り詰めると黒森からのコースが左から合流する。右に回り込んで最後のはしごとロープの岩場を越えるとわずかで瑞牆山頂に着く。
山頂は巨岩の集合体で数十人は休憩できる。南側は切れ落ちていて、足がすくむ。南に富士山、その左に金峰山、国師ケ岳など奥秩父の連山、さらに左手には小川山。直下に大ヤスリ岩などの岩峰群を真上から見下ろせる。富士山の右には毛無山、七面山、さらに右手に南アルプスの連山が続き、西には八ヶ岳、晴れた日には遠く北アルプスまで望むことができる。北には佐久平方面の山々が広がり、360度の展望を楽しむことができる。帰路は登ってきた道を引き返すのが一般的である。