ご紹介

JR中央線小淵沢駅付近から南の方向に目をやると、甲斐駒ケ岳の雄姿の左下に、夏でも雪が降ったように白く大きな斜面が見える。これが日向山だ。 ここでは尾白川林道の矢立石登山口から山頂に立ち、雁ヶ原を経て戻るコースを紹介する。 ※日向山から尾白川渓谷の錦滝に行くルートは急な下り となっていますので、充分お気をつけてください。また、尾白川渓谷の錦滝と不動滝をつなぐ林道は、大崩落していますので、ご了承ください。

地図情報

 
日向山 地図
 

コース断面図

日向山コース断面図
矢立石登山口-(1時間30分)-アメダス雨量計-(5分)-日向山-(5分)-雁ヶ原-(1時間)-矢立石登山口

コース案内

登山口まではマイカーか長坂駅からタクシーを利用するのがよい。竹宇駒ケ岳神社駐車場から矢立石までの旧登山道は、ヤブがひどくなり道に迷う恐れがあるので避けた方が無難。

国道20号の道の駅はくしゅう南の白州中学東交差点を竹宇駒ケ岳神社の方向に入る。竹宇の集落を抜けたところで道は二手に分かれるので右(直進)へ入る。別荘地帯の先の十字路を直進すると尾白川林道となる。ヘアピンカーブを過ぎ、林道の舗装が切れると間もなく登山口だ。標識が立っている。国道20号から約7.1kmの地点だ。登山口周辺の林道は拡幅されていて10台程度の駐車スペースがある。満車のときはそのまま林道を前進すると、すぐ先に道幅の広い場所があるので駐車できる。

登山口からは雑木林の緩やかな上りとなり、炭焼釜の跡を右に見ながら登っていくと、程なくピラミッド型の巨大な石が目にとまる。矢立石といい、この登山ルートのシンボルだ。この辺りは広葉樹が多く、新緑、紅葉が美しい。

やがてカラマツ林に変わり、木々の間から鳳凰山の地蔵ヶ岳と観音岳が見えるようになる。上り始めて1時間ほどしたところに丸太作りのベンチがあり、格好の休憩場所になっている。尾白川から吹き上げてくる風が心地よい。

さらに進むと登山道の両側にクマザサが現れる。やがてなだらかな下りとなり、一番低い地点にアメダス自動雨量計が設置されている。ここまで来ると山頂は近い。緩やかな坂を登り上げたところで右に入ると、林の中に三角点の標石がぽつんと置かれている。ここが標高1659.6mの山頂だ。雑木に囲まれ展望はまったくない。

早々に切り上げて再び登山道に戻り右へ進むと、いきなりまぶしいほどに明るい白い砂原に飛び出す。ここが雁ヶ原だ。展望のない樹林帯から突然、白砂と岩塔群が連なる奇怪な後継に舞台が変わり、そのギャップの大きさに登山者の多くは「おお」と感嘆の声を上げてしまうほどだ。花こう岩が風化したもので、白砂と丸みを帯びた岩塔群は日向山の象徴になっている。雁ヶ原のザレ場は神宮川へ一気に落ちている。振り返ると甲斐駒ケ岳が高くそびえている。